手帳を使う

仕事がらスケジュール管理をしています。メモもすぐ取ります。メモ魔です。同じことを聞かないためです。

もともと文房具も好きです。ペンも書きやすいものから、消えて書き替えられるペン、色々。効率がいいのも好きです。なので、手帳はなお更、本当に色々使いました。

そして時間の管理術の本も出るとすぐ買って読んでみます。本を効率的に読むために友人と速読に挑戦したりもしました。せっかちです。

家族の世話に時間を取られる時期があり、仕事と世話と教室と制作、どうしても自分の制作の時間は後回しになりました。

忙しいから手帳を2冊、3冊にしました。仕事用と、プライベート用に。どこに書いたか、どこにメモを貼ったか分からなくなりました。とにかくすぐにメモを取るので何処かには書いてあるのですが、すぐに見つからないイライラが募りました。

手帳は1冊!そこに全て書く!これが結論でした。

手帳を製作する

 手帳製作の経緯です。自分が使いやすい手帳が欲しいので時々、Excelで予定表やTo Do Listを自作しました。

 最初は予定表と自分の作りたいキルトの制作予定を入れられる手帳を作りました。

 オタク全開なのですが、背表紙になる部分に液体の糊をべったり付けて、白い紙を当てて、大きいタブルクリップで糊が乾くまで留めておく。表紙を作って木工用ボンドで付ける、そんな手順でした。

 時間のやり繰りができたらもっとキルトが作れるかもしれないという思いからですが、さすがにクオリティが…手作り感満載でした。

 印刷を依頼して手帳を作ろうと思った時、まず企画書をPowerPointで作りました。東京ドームのキルトフェスティバル来場者数を調べるとパッチワークが好きな人が多いことも、ショップで布や材料を求めている方は一生懸命製作をされる方だということが分かり、きっと時間のやり繰りを何とかしたい人は私以外にもいるのでは?と思いました。

 パッチワークキルトは本当に地道な作業が続きます。でも布が好き、縫っていると落ち着く、没頭できるから好き・・・色々な理由で縫っている方がいらっしゃると思います。

 計画的に、時間を見つけて作業を進めたい、キルトを仕上げたいと思います。ひと針でも多く縫い進めたい、そんな気持ちから手帳を製作することを決めました。

実用新案を取得

 手帳を製作するに至った経緯を書きます。

 手帳を作るには、どうしたらいいか?いつも自分で使いやすいキルト制作を中心の手帳を形にするため、ページ構成を考えて、企画書をもって県の知的財産センターに相談に行き、実用新案と商標をとることを決めました。弁理士の先生の無料相談会があると相談に行きました。

 安心して手帳を製作したい、時間の使い方、計画的なキルト制作を考えていく事をライフワークにしたいという気持ちからです。時間の使い方はきっと永遠のテーマな気がします。

手帳のかたちにするのに、企画書を書き、知的財産センターに相談に行き、数年かかって実用新案を登録しました。相談をしているうちに「自分で申請書類を書いてみる」という選択肢があることも知り、そういえば仕事でも書類は見ているし、やってみようという気になりました。かなり勉強になりました。これはものを創るには知ってたほうがいいと感じることが多かったです。

時間はかかりましたが、パソコンで図や絵を描くことも今までの仕事でしてきたことが役に立ちました。仕事を始めた時使っていた英文タイプはパソコンになり色々な仕事をさせてもらえたことが役に立っています。

実用新案を登録しています。

実用新案登録証の番号は登録第3210541号です。